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腰痛の原因を知ろう!

腰が痛いとつらいですよね。
体を支える重要な箇所であり、体の中心です。

座ったり立ったりすると、もろに負担がかかる所なので、
そこが痛いとまともに姿勢をとれません。
できるだけ腰痛にならないように工夫していきたいところです。

そのためには、腰痛の原因を知っておくことが大切です。
ここでは腰痛の原因をいくつか挙げていきたいと思います。

筋肉がもたらす腰痛

痛の原因の一つとして、筋肉に何かしらの
不調があるということが挙げられます。

%e3%83%86%e3%82%99%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af01例えば、筋肉疲労などもそうです。同じ姿勢を続けたり、腰に過度な負担をかけ続けることで起きてしまうものであり、疲労性腰痛、あるいは筋・筋膜性腰痛とも呼ばれます。
同じ姿勢を続けることにより、背中の脊柱起立筋が疲労してしまい、血流が悪くなることで腰痛が起きてしまいます。
特に、デスクワークをしている人は注意です。
椅子に座って同じ姿勢を続けると、筋肉疲労が起きやすくなります。
まめに姿勢を変えたり、体を動かすなどをし、血流をよくすることを意識してください。

また、腹筋や背筋の筋力低下によって起こる腰痛もあります。
腰にある腰椎は、背筋と腹筋がちゃんと働くことで、正しい位置に保たれます。
どちらの筋肉が衰えたり、あるいはバランスが悪くなってしまうと、腰痛を起こしてしまうのです。
腰の周りには筋肉がたくさん付いているので、筋肉に何かしら問題があると、そのまま腰痛に直結してしまいます。

体の特徴にも関係する

%e6%9f%94%e8%bb%9f自身の体の特徴によって、腰痛をもたらしている可能性もあります。

例えば、体が硬い人は腰痛になりやすいと言われております。
特に、背筋、あるいは脚の筋肉が硬く、柔軟性が低い人は、腰痛を招いてしまいやすいと言われております。
ウオーキングやストレッチなど、適度な運動をし、体を徐々に柔らかくしていきましょう。

肥満体質の方も腰痛持ちが多いです。
立ち上がる際や座る時、その一連の動作によって腰に重圧がかかっております。
肥満の人は平均的な体重の人よりも、その負担が圧倒的に大きいのです。
それを支える十分な筋肉や強い骨格があれば耐えられるのですが、
鍛えていないと普通は耐えられません。
だから肥満体質の人は腰痛持ちが多くなるのです。

さまざまな症状がある

腰痛と一言でいっても、痛みの種類はたくさんあります。

それは、さまざまな症状が腰痛を引き起こしているからです。
代表的なものは、腰椎椎間板ヘルニアです。
腰にある椎間板という箇所が破裂することで、神経を圧迫し、痛みが発生いたします。
腰だけではなく、お尻や脚も痛んだり脱力感を感じることがあります。

よく聞くのは、ぎっくり腰でしょう。
医学的には急性腰痛症と呼ばれており、何かの動きによって、
腰の骨や椎間板、筋肉、靭帯など、どこかが損傷してしまい、腰痛が発生します。
特に多いのが、急に重いものを持ち上げた時です。
ぎっくり腰になると動くことすらままならないため、注意が必要です。

骨粗鬆症でも腰痛を引き起こすことがあります。
骨粗鬆症は、骨がスカスカになってしまい、骨折しやすくなります。
これにより、腰の骨が骨折していたり、小さな骨折を繰り返し背骨が変形するなどによって、
腰痛が出てきてしまうのです。
また背骨が変形することで、重心がずれてしまい、慢性的な筋肉痛になることもあります。

ここで挙げた以外にも、内臓疾患、更年期障害、尿路結石などによって腰痛が発生することがあります。
その症状によって痛みの違いはあるものの、発症してしまったら、
自由に動けなくなったり、常につらい状態になります。
それぐらい腰痛は身近なものであり、常に気を付けていなければならないものなのです。

腰痛のガイドライン

腰痛の根本の原因は解明されていないが、『こういう時は、こうすることを薦める』というガイドラインがあることをご存知でしょうか?

おそらく知らない方がほとんどだと思います。
2つのガイドラインをそれぞれご説明致します。

生物的要因『レッドフラッグ』

その内容は具体的にどのようなものなのでしょうか?
まず、最初に、腰痛患者を診断する時、急性・慢性ともに、
「重大な脊椎病変の可能性があるか」をチェックします。
これに、『レッドフラッグ』というチェック項目を使います。

重大な脊椎病変とは
悪性腫瘍、脊椎感染症、骨折、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、馬尾症候群といったものです。

『レッドフラッグ』は、生物的な要因で、
具体的な項目は、以下の通りです。

■ 発症年齢が20歳未満か55歳超
■ 最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
■ 進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係)
■ 胸部痛
■ 悪性腫瘍の病歴
■ 長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用歴
■ 非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用、HIVポジティブ
■ 全般的な体調不良
■ 原因不明の体重減少
■ 腰部の強い屈曲制限の持続
■ 脊椎叩打痛
■ 身体の変形
■ 発熱
■ 膀胱直腸障害とサドル麻痺

レッドフラッグに該当した患者には、画像検査や血液検査をして、
「重大な脊椎病変」がないかどうかを調べるように、ガイドラインは勧告しています。

いかがだったでしょうか?
もし何か該当するものがあった場合には、
重大な脊椎病変の可能性を否定できないので
きちんと検査を受けましょう。

心理社会的な要因『イエローフラッグ』

レッドフラッグに該当しない場合、ガイドラインは
「腰痛は、放っておけば自然に回復する」と言っています。

しかし、この考えは、
「重大な脊椎病変でないのであれば、腰痛は、回復すべくして回復する」
という考えから来ています。
回復しなかったり、回復が遅れるのは、
回復を妨げてしまう「別の要因」があると考えています。

その「別の要因」というのが「心の部分・社会の部分」です。

『イエローフラッグ』をひとつひとつ解決し、無くしていくことで
その結果、腰痛が治まっていくという考え方です。

『イエローフラッグ』の
具体的な項目は、以下の通りです。
この項目に「はい/いいえ」で答えていきます。

■ 腰痛は有害だと信じているか、あるいは痛みへの恐怖心から、回避行動 (動作恐怖と極端な用心深さ)をとり続けているため、そのうち車椅子生活や寝たきりになるかもしれないと思っている。
■ 痛みが完全に消えてからでなければ、日常生活や仕事には戻れないと考えている。
■ 日常生活や仕事によって、腰の痛みが強くなると思っているので、元の生活に戻るのが不安である。
■ 腰の痛みを消すのは、難しいと信じている。
■ 長い間安静にしたり、必要以上に休息をとったりする。
■ 日常生活動作を避けているため、運動不足である。
■ 0~10までの尺度で痛みをきかれる時、10を超えるようなきわめて激しい痛みを訴える。
■ 治療者や治療方法、医療機器に対する依存心が強い。
■ 腰痛を発症してからあまりよく眠れない。
■ 職場復帰に対する経済的動機が乏しい。
■ 生活保護(所得保障)や医療費の問題で紛争していて、その解決が遅れている。
■ 腰痛以外の傷害や痛みの問題で補償請求をしたことがある。
■ 腰痛以外の傷害や痛みの問題で仕事を3ヵ月以上休んだことがある。
■ 機能回復を目指す治療は行なわずに、安静を指示された。
■ 腰痛に関して異なる診断や説明を受けて混乱した経験がある。
■ 絶望感と恐怖心をいだかせる(車椅子生活を連想させるような)
  診断名を告げられた。
■ 受け身的な治療を続けているうちに治療への依存心が強くなり、
  腰痛がさらに悪化している。

・・・とたくさんあります。
腰痛と全く関係のない質問もあります。
このように、『 レッドフラッグ 』 を除外したのち、腰痛が長引いている人には、腰痛の回復を妨げている 『 イエローフラッグ 』 をチェックします。

当てはまる項目があれば、ひとつひとつ無くしていく方向でのアプローチする。というのが腰痛のガイドラインとなっています。

いかがでしたでしょうか。
腰痛の原因は一言ではいえないぐらい、多岐に亘っております。
だから、自分の体をしっかりと把握していなければ、
自分自身の力だけで改善することが非常に難しくなります。

自分自身で、姿勢を正しくする、適度な運動をするといったことを心がけましょう。

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